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Q.E.D.証明終了(40)

マンガ
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【四角関係】書店で盗まれた売上金。4人の人間が抱える恋愛感情との関連性と意外な結末。 & 【密室 No.4】旅行会社の企画した殺人ツアーで起きた、本物の密室殺人事件。


タイトル Q.E.D.証明終了(40)
著者 加藤元浩
レーベル 講談社コミックス
初版発行 2011年10月17日
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あらすじ

四角関係

金庫の中から消えたお金

天文学科大学院生のさえない男、池沢。読者モデルの、竹内。イケメン書店員、草凪。同じく書店員、鮎川。この4人、4角関係の状態にあった。つまり、池沢は竹内を、竹内は草凪を、草凪は鮎川を、鮎川は池沢を恋愛対象として見ていたのだ。水原は、ダブルデートを提案し、問題解決に乗り出す。そんな折、草凪たちの働く書店で売上金の窃盗騒動が起こり、4人が容疑者に──。


密室 No.4

ツアー体験中に、本当の事件が

旅行企画会社「すずめツアー」が企画した”殺人事件ツアー”推理小説家の協力の元、ツアー参加者が事件を解決するという本格的なツアーだった。その模擬体験に参加することになった燈馬と水原、そしてクイーンこと江成。3つの密室事件が起こるも、すぐに燈馬たちが謎を解いてしまう。直後、企画にない4つ目の密室殺人事件が起こる。室内では経理部部長の小牧がいたのだが──。


—以下ネタバレ感想—

犯人、トリックについても言及しています。

ぜひ実際読んでから、スクロールしてくださいね。

四角関係

ふざけんな!! 人の想いをなんだと思ってんのよ!!

 

犯人は、鮎川。

姉を精神的に追いつめた男への復讐が動機だった。

だいぶ逆恨みな復讐……しかも、別れた本人ではなく、その妹が犯人というね。

実際浮気したわけでもないのに悪者扱いされ、しかも窃盗犯の濡れ衣まで着せられそうになった草凪がかわいそう、に見えるのは私が男だからだろうか。

誰とでも楽しく会話できる男というのは、彼女という立場からしたら不安要因になりえるんですかね。わからなくもないけれど、ちょっと返事がなかっただけで大暴れするのは行き過ぎ。

鮎川には同情の余地が多少あるのかもしれないけど、最後の1言は余計でしたな。本音だったのか悔し紛れの言葉だったのかはわかりかねますが、あれでだいぶ評価を下げましたね。

「ここにはもう来ないでくれ」という店長の怒りも、もっともです。お金に関わる盗難騒ぎを起こされたんじゃ、たまったもんじゃないですもの。

トリックはなかなか大胆。同タイプの金庫ってそんな簡単に手に入るかなぁ、と思ってアマゾンで検索したら金庫が山ほど出てきた。ほんと、アマゾンさんはなんでもあるなぁ。

私もレジ打ちしたことあるけど、わりと簡単にエラーはくんですよね、あれ。お客さんが並んでるときにエラーが出ると、変な汗が止まらなくなります。

エラーじゃないけど、最終チェック時に1000円とか足りないと報告書ものなんで、レジの中ひっくり返してお札がないか調べてたなぁ。

燈馬と水原は仲良くボーリング対決。珍しく燈馬が彼女の挑発に乗っています。

「僕、得意ですよ?」って言ってるけど、ほんとかな。結局、彼が投げるシーンが見れずに残念。

まぁどんなに燈馬が得意でも、水原の砲撃ショットにはかなわないと思うけど。水原の投てきを見て、ビーダマンのマンガを思い出した。指折りながらシメ撃ちすると、あんな感じになるよね。

ボウリングのボールって頭に当たれば軽く死ねるし、水原が本気を出したら完全犯罪成立では……。

『Q,遥か彼方にいる被害者にどうやってボウリングボールを当てたのか』

『A.女性が人力で投げた』

バカミス、待ったなし。

さて本作の主題である4角関係。

鮎川は虚偽の証言だったので、実際はコの字の関係でしたが、なかなかうまい具合におさまったのではなかろうか。

誰かの恋が成就したわけではないけれど、池沢、竹内、草凪の3人は仲良くなれたみたいだし。

草凪はちょっと残念な結果になったかもしれないが、準主人公扱いだった池沢は、竹内から女の子を紹介してもらえるみたいだし、めでたしめでたし。

最初は顔美人性格ブスかと思ってた竹内でしたが、鮎川に一喝入れる時点で株が爆上がり。ぜひとも草凪を落とせるように頑張ってください。


密室 No.4

3人の中で自力で密室を出られ自力で戻れたのは1人だけ。

だからあなたが犯人なんです。

 

犯人は、安藤。

お金の着服が露見しそうになっての犯行だった。

このお話はコミックスでしか読めない、完全描き下ろしだそうですよ。ページ数は90ページ。密室事件だらけという、なかなか気合が入っています。

そんなにふんだんに密室を使ってはもったいないのではなかろうか、と小物の私は思ってしまう。

今回のミステリー同好会は、クイーンのみの出演。赤子扱いされた他の者たちに出番はありません。南極まで足を運ぶ大馬鹿──もとい勇気のある菱田くらいは役に立ちそうだけど……。

1つ目の密室は、枠取り。扉ってそんな簡単に外れるものなのか。取り外しはまだいいかもしれないけれど、元に戻すのは1人では大変そう。

2つ目の密室は、思いっきり閉める。見抜いたのはクイーン。なかなかやります。簡単に解かれた推理小説家、宵宮の明日はどっちだ。

3つ目は、鍵の特性利用。解説されれば納得できるけど、これを一瞬で解き明かす燈馬の洞察力に脱帽。

そして出現した、4つ目の密室。ここからがある意味、本番ですね。

ろうそくを使った錯覚トリックは、単純ながら面白い、ただまぁ、犯人が用意したとなっては、何かしらの仕掛けはあるわな。15分前が犯行時間だと判断する、燈馬ではありませんでした。

ロープを燃やしたときの焦げ臭さを、ろうそくでごまかすのもいいね。

最初の3つの密室も、ただの舞台設定ではなくちゃんと意味があったというのもポイントが高い。1人は自力脱出が可能というね。

お調子者の「すずめツアー」代表、鮫島。この手のタイプの顔つきは、以前にもいたように見える(笑)。

以上、Q.E.D.証明終了。

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