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Q.E.D.証明終了(41)

マンガ
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【バルキアの特使】燈馬 VS 森羅。バルキア共和国で起きた悲劇の解決法とは。 & 【カフの追憶】写真の人物は誰? 神の目を持つ投資家は、なぜ逮捕されたのか。


タイトル Q.E.D.証明終了(41)
著者 加藤元浩
レーベル 講談社コミックス
初版発行 2012年2月17日


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あらすじ

バルキアの特使

元大統領はどこで裁かれるべきか

大統領だったスワミの悪政により地獄と化したバルキア共和国だったが、反政府組織が奮戦し政権を取り戻す。しかし、スワミは海外に逃亡。潜伏先のベルギーで発見、逮捕されてしまう。「スワミはバルキアで裁かれるべき」バルキアの主張は、ベルギー側に拒絶されてしまう。彼の処遇を巡り、争いは国際司法裁判所へ。燈馬はバルキア側の代表として、いとこの森羅と戦うが──。


カフの追憶

男が逮捕された理由とは

アメリカの刑務所を訪れた燈馬。かつて何度も経済紙の表紙を飾ったことのある受刑者、カフと面会していた。「カフを助けてあげて……」燈馬は彼の妻リンのこの願いを受け、ここに赴いていた。老人の姿が写った写真をカフに見せた燈馬は、これが誰かわかるか尋ねる。首を横に振ったカフは、燈馬に記憶を疑われ激昂。カフは昔話を始めるものの何やら雲行きが怪しくなって──。


—以下ネタバレ感想—

犯人、トリックについても言及しています。

ぜひ実際読んでから、スクロールしてくださいね。

バルキアの特使

スワミを裁く法廷は、この世界にただ1つ。

バルキア共和国だけなのです。

 

特使の潜伏先は、最初の教会。

行方不明を装って隠し財産を追うため、隠れていた。

姉妹作C.M.B.とのコラボが再び実現。前回は共闘に近い形でしたが、今回は直接対決です。

悪辣な大統領スワミは国を私物化。国の情勢は二の次で、私腹を肥やすことに全力を注ぐような男であり、国民生活の悪化は、移民や外国人のせいとのたまうやばい奴です。

ここまでのくず男はさすがに現実世界にはいない──と言えないのがまた悲しいところ。閲覧注意レベルのやらかしを犯した指導者というのは、わりといるんですよね。

燈馬はバルキア側の代表として、国際司法裁判所で弁論を繰り広げることになります。といってもスワミ個人の代理人というわけではなく、ベルギーで逮捕された彼の引き渡しを要求する立場で、ですが。

国際司法裁判所
6つある国際連合の主要機関のひとつであり、自治的な地位を持つ常設の国際司法機関。国家間の争いを、戦争でなく話し合いで解決するために作られた。

燈馬の主張は、スワミの逮捕状はベルギーではなく国際刑事裁判所が出すべきというものでした。

国際刑事裁判所
個人の国際犯罪を裁く常設の国際裁判所。

私には2つの違いがよくわからないが、明確に違うものらしい。

「スワミを裁けるのはバルキアだけ」と言い切る燈馬が、なんとも勇ましい。

スワミの隠し財産は教会の母子像の中に隠されていた。なんとも罰当たりな。

水原は七瀬と手を組み、文字通りの大暴れ。

探偵マンガのヒロインは、猟奇的なほどの力を有していることが多いですな。

「……基本全滅で!」「オッケー」じゃねぇよ(笑)。

怖い、最近の女子高生怖い。

 

ハリ
ハリ

ハリも武術、何か習おうかな……。

 

ぜひともどこぞの蘭ねぇちゃんと手を組んでほしい。惑星1つくらい、軽く吹っ飛ばせそう。

屋根の上での激しい攻防。映画か何かかな。

大きな岩を持ち上げた大男がいたけど、屋根の上なのにその岩、どっから持ってきたんや……。

Q.E.D.側のお話はここまで。

結末は姉妹作の方で語られます。


カフの追憶

時間が経ちすぎた。

彼の母親もフロイも……そしてリンさんもこの世にいない。

 

時の流れすら否定し続けた、哀れな男のお話でした。

詐欺事件で禁固40年。

日本の詐欺罪はかなり軽いとどこかのマンガで言ってた気がする。クロサギかな?

たしか中国だったか忘れたけど、詐欺罪で死刑だか終身刑だかの重い判決が出たんじゃなかったかな。

数年ブタ箱に入っただけで、年収換算でうん千万とかもらえるような状況では、巨額詐欺撲滅は厳しいのかもしれない。

積水ハウスの詐欺事件が記憶に新しいですが、あれもどう決着することやら。被害額55億とか、もはやどうやって騙したのか、全容が逆に気になりますよね。

本物の占い師の占いって、やってもらったことないなぁ。そもそも、あんまり興味ないけど。子供の頃は、めざましテレビの占いだけはよく見てた。

血液型占いとか、日本独自のものらしいですね。海外からはずいぶん奇異の目で見られるとか。

私は生まれてこのかた、自分の血液型を知らないので、縁のない占いだったりします。知らなくても、意外となんとかなるよね、血液型って。

調べてみたら、自分の血液型を調べていない人って結構いるみたいですね。輸血の時に必要とはいえ、もちろんその場で何型か検査するでしょうからね。

病院や医者を介さずに輸血行為を行うことなんて、そうそうないでしょう。推理マンガで緊急輸血のシチュエーションはよくあるけどね。

「手伝うのは決定ですか……」「本来、僕が言ってこそのセリフですね」「……さりげなく簡単な料理に誘導してますよね」

燈馬のぼやきツッコみがさえわたる。嫌味ったらしくギョーザを所望するところもいいね。ギョーザは手間がかかりますから。皮から作るなら、なおさら。

銃撃犯でもあったカフを無罪にした弁護士、有能やなぁ。

”彼女の占いでも読み切れなかったな……。大事にすべきその一瞬がいつだったのか……”

ただ幸せな夫婦生活を送っていれば、こんな結果にはならなかったかもしれない。ダラン氏の言葉が重く心に染みいります。

雪の中、燈馬はなんとか帰国。水原宅へ。

燈馬が大事にすべき一瞬は、今この時なのかもしれませんね。

以上、Q.E.D.証明終了。

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