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Q.E.D.証明終了(42)

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【エッシャーホテル】不可能図形であふれたホテル内での殺人。死体はどこにあったのか。 & 【論理の塔】演算装置の設計図が隠されたのは、爆破寸前の高層ビル。


タイトル Q.E.D.証明終了(42)
著者 加藤元浩
レーベル 講談社コミックス
初版発行 2012年6月15日


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あらすじ

エッシャーホテル

死体の隠し場所はどこ?

タウン誌の取材のバイトで、とあるホテルのオープニングパーティを訪れた燈馬たち。幾何学図形が展示してある一風変わったそのホテルの名は、エッシャーホテルといった。ホテルオーナーのエリの元に、謎の人物から呼び出しの手紙が届く。忙しかった彼女の代わりに、新聞記者青山が呼び出しの場へ。その後、1番大きなオブジェである『無限階段』で青山の死体が発見され──。


論理の塔

爆破寸前のビルにて

論理学者ミアは、新しい演算装置の設計図をとあるビルに隠す。そのビルは数時間後、爆破解体の決まっている危険なビルだった。元彼ラビスや元上司ロブは、その設計図を求めビルの中へ。ひょんなことから燈馬たちも捜索に協力することになった。隠し場所のヒントは「奇数階にない」「偶数階にない」「ビルの中にない」「ビルの中にある」論理パズルのような問題に燈馬は──。


—以下ネタバレ感想—

犯人、トリックについても言及しています。

ぜひ実際読んでから、スクロールしてくださいね。

エッシャーホテル

エリは絶対に負けない……だって……。

悪いことは、なにもしてないんだから。

 

犯人は、エリ。

父親を無実の罪に追いやった者たちへの復讐だった。

錯覚を使ったトリックって、いいよね。

エッシャーホテルの名前の由来は、オランダの版画家マウリッツ・エッシャーから取ったそうです。

マウリッツ・エッシャー
ウッドカット、リトグラフ、メゾティントなどの版画制作でよく知られたオランダの画家(版画家)。建築不可能な構造物や、無限を有限のなかに閉じ込めたもの、平面を次々と変化するパターンで埋め尽くしたもの、など非常に独創的な作品を作り上げた。

トリックに使われたのは、無限階段でした。

無限階段
エッシャーの絵、『上昇と下降』に描かれた無限に続く不思議な階段。

こういう単純だけど、大がかりなトリック、好き。

でも、”バタン”ってかなり大きい音が鳴ったことが、擬音のでかさからも見て取れるけど、誰も気づかなかったのかな。

エリの父親をハメたトリックも、錯覚。

ペンローズの3角形を利用したものでした。

ペンローズの3角形
不可能図形の一種。1934年、スウェーデンの芸術家オスカー・ロイテルスバルトが考案。1950年代に数学者ロジャー・ペンローズがそれとは独立に「不可能性の最も純粋な形」として考案し、一般に広めた。

どんな形のアトリエやね~ん、とツッコみたくなるような、このトリックを仕掛けるために存在するかのような建物でしたね。

面白い発想だけど、刺された場所がおかしいところとか、当時の警察とか弁護士は気づかんかったんか。

テレビとかでもよく錯覚特集はやりますよね。カメラをぐるりと回すとまったく違う図形が現れるやつとか、最近も見ました。

ある図形と、後ろの鏡に映すその図形が、整合性の取れていない錯覚も有名ですね。あれは説明されても理解ができない……。

 

ハリ
ハリ

不思議だよね。

 

世の中には錯視コンテストというものもあるそうで、時間があるときに調べてみると面白いかもしれません。

推理マンガでも、錯覚トリックはお馴染みですよね。コナンや金田一にもありました。コナンの方は、ゲシュタルト崩壊を使ったあのお話の時だったかな。

欲しいもののためなら手段を選ばない黒住。プールに水を入れるためだけに、自分の腹を刺す所業。どうかしている。

放火現場に議員バッチが落ちていたから黒住があやしいということに。まぁ実際彼が主犯だとしても、本人自らが火をつけるということはなさそう。土留とか適当な部下に実行させるでしょうね。

と思ったけど、自分で切腹まがいなことをする奇怪な爺さんだった。自らが放火魔になることもありえるかも。

犯人は、アメリカに逃亡。

このケースに当てはまるかどうかはわかりませんが、『犯罪人引渡し条約』という国際条約があるんですよね。

犯罪人引渡し条約
国外に逃亡した犯罪容疑者の引き渡しに関する国際条約。他国の犯罪者が自国に逃げ込み、その国から引き渡し要求がなされても、本来は引き渡す義務はない。この条約は、それを義務化させる。

ドラマ相棒でも出てきました。

日本はこれを2か国間(アメリカと韓国)としか結んでいないとか。他国と比べ圧倒的に少ないらしいですね。

優秀な弁護団を作ると宣言したエリ。事件の顛末はいかに。


論理の塔

最後に1つ、論理パズルに答えて下さい。

あなたは僕の質問に”いいえ”と答えますか?

 

ミアのヒントが指し示す場所は、屋上。

論理パズルって面白いですよね。まぁ簡単な問題じゃないと解けないけど、見てるだけでわくわくする。

論理パズル
数学パズルの一種で、文章で説明される状況などから、論理的に矛盾無くあてはまる1通りのパターンを見つけ出す、といったような形式のパズル。

本をいくつか所持していますが、難易度の高い後半の問いかけはほとんどわからない……。

海外のビル爆破は派手ですなぁ。花火まであがってます。

動画配信とかも実際、やるみたいですね。爆破の瞬間にバスが遮っちゃった悲しいケースもあるとか。

日本では火薬に関する法律が厳しかったり、建物が密集している関係でなかなか難しいらしいです。

日本ではテコレップシステムという、環境に配慮した解体方法が有名ですね。この工法、ミステリーに応用できそう。じゃっかん、バカミスよりになるかもしれないけれど。

というか、解体寸前のビルって普通は関係者以外立ち入り禁止なのではなかろうか。もうダイナマイトまで埋まっている建物とか、絶対入りたくない。

銃をぶっ放すワイルドなおっちゃんがいるなら、なおさらのこと。

浮気しているうえに金を無心する最低な男ラビスでしたが、強風吹きすさぶ中、ロープで降りる勇気はなかなかのものですね。

水原は屋上から思いっきり身を乗り出して眼下を見渡していますが、正直、高所恐怖症の私からしたらその作画だけでも十分怖い。

海外って、本当に13階が存在しないんですかね? 1種の都市伝説なのかと思っていたけれど、調べてみるとそういう例がわりとあるみたいです。

13階がない、13の部屋番がない、空港の13番ゲートが存在しない、などなど。

なぜ13が忌み嫌われているのかは諸説あるらしい。有名なのは13番目の金曜日とか、13番目の弟子がユダだとか(ここらへんは俗説らしいけれど)。

他にも手の指が10本足が2本合計12本、それ以上は未知の数だからとか色々あるみたいですね。

 

ハリ
ハリ

どれも、こじつけに見えるけど……。

 

日本でも4とか24は死を連想させるものとして扱われるケースがありますよね。とはいえ、4階が存在しないという建物は、あまり聞いたことがないけどね。

アニメ『学校の怪談』で放送室の茜さんという幽霊が、4を嫌っていましたね。天邪鬼、いいキャラしてたなぁ。結局、口裂け女はどういう話だったんだろう。

まったく本作と関係ないけど、『学校の怪談』の北米版の吹き替えは、完全なコメディになっているらしいですね。下品なネタのオンパレードになっているそうな。

会社を辞めたべリーは、ミアの立ち上げた小さな会社へ就職希望。

リンデル社に負けず、元気に頑張ってほしいものですね。

以上、Q.E.D.証明終了。

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