【想像の殺人】カエルの置物。外れた窓の柵。 & 【パレオパラドキシア】勉強をしなくてはならない理由。古代の生物。 & 【ミグラスの冒険】マウの店での本盗難事件と密室殺人。 & 【空き地の幽霊】突然現れる幽霊。
タイトル | C.M.B.森羅博物館の事件目録(39) |
著者 | 加藤元浩 |
レーベル | 講談社コミックス |
初版発行 | 2018年10月17日 |
C.M.B.森羅博物館の事件目録(39) https://t.co/YiTvZeKQgp
— ウエスト記伝 (@west_kiden) February 19, 2019
あらすじ
想像の殺人
過去を変える
昔の恋人に偶然出会った久保田。赤ん坊を抱えているその元恋人は、身体にアザがついていた。どうやら夫から暴力を受けているらしい。久保田は一計を案じてその夫の殺害を試みて──。
パレオパラドキシア
時間とは
どうして勉強をしなくはならないのか、という疑問が消えない隼人。ある日、おじさんの家に妹と一緒に遊びに行く事に。おじさんは何かの発掘作業をしているようで──。
ミグラスの冒険
ずれた騎士道
マウの店に持ち込まれた1冊の本。希少価値はないが、殺人現場に残された証拠品という意味で珍しい物品だった。その本が店から盗まれてしまい、マウは怒り狂って──。
空き地の幽霊
死角
夜、ポストに手紙を出しに行った安田は幽霊に遭遇。誰もいなかったはずの道に突如現れたその影は、道なりに逃げて行った。後日改めて現場を訪れると、また影が出現して──。
—以下ネタバレ感想—
犯人、トリックについても言及しています。
ぜひ実際読んでから、スクロールしてくださいね。
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想像の殺人
なんで……想像通りにいかないんだ!!
DV男とカエルの置物が犠牲になったお話。
なんちゅーふてぶてしいカエルの置物なんだ(笑)。あの大きさだと、相当重いでしょうね。誰がどんな経緯で購入したんだか。
アパートの管理人はとんだとばっちり。森羅がトリックを暴いてくれなかったら、管理責任を問われていたのではなかろうか。
自分の携帯からの着信を残すとか、ちょっと手を抜きすぎ。中古の携帯見つかった時点で、マジで言い訳できなくなる。想像力が足りないよ。
パレオパラドキシア
ほらね。
問題が理解できて初めて、答えの価値がわかるでしょ。
勉強をする理由を求めるお話。
パレオパラドキシアは、昔存在した生物。
なぜ勉強なんてせにゃならんのだ、というのは誰もが1度は思い浮かべる疑問かもしれない。正直、私も思ってた時期があったな。
知識がないと面白いものも楽しめないよね。知恵があるに越した事はありません。まぁ私はたいした学がありませんので、えらい事は言えませんが……(笑)。
ミグラスの冒険
当たり前でしょ!
儲けにならない仕事なんて誰がするか!
犯人は、シロノワ。
騎士道に反する卑劣な行為をした(ように見えた)ので、殺害したのだった。
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歪んだ騎士道のお話。
前の話で”知るに越した事はない”とか書いたけど、”ミグラスの冒険”みたいな、知らなくていい事柄もあるのかもしれん。
まぁ”ミグラスの冒険”を読んで、価値観がゆがむか、反面教師として習えるからは読む人によるか。
結局、村はどうなっちゃったんだろう……。
トリックは、空っぽの鎧。
そうはならんやろ、というのが第1印象なのだが(笑)。このトリックは成功するのだろうか。可能だとしても、鍵の部分に相応の傷が残りそうなもんだけどね。
チェーンソーを使った脅迫は、”善意の第三者”の言い訳が通用しないレベルの犯罪行為ではなかろうか。
空き地の幽霊
うん……でも、必要だったんだ。
友達じゃないと言えないこともあるし。
ラーメン屋と幽霊のお話。
1回ならともかく2回も死角に隠れて移動するとか、このおじさん、ラーメン屋より忍者を目指した方がよさそう。
なんというか”コリジョンコース現象”の逆バージョンみたいなオチでしたね。
ラーメン屋って客があまり来なくても儲けが出る、ってどっかの本に書いてあったなぁ。もちろん、商品として売れるレベルのラーメンが提供できてのお話ですがね。
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