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C.M.B.森羅博物館の事件目録(39)

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【想像の殺人】カエルの置物。外れた窓の柵。 & 【パレオパラドキシア】勉強をしなくてはならない理由。古代の生物。 & 【ミグラスの冒険】マウの店での本盗難事件と密室殺人。 & 【空き地の幽霊】突然現れる幽霊。


タイトル C.M.B.森羅博物館の事件目録(39)
著者 加藤元浩
レーベル 講談社コミックス
初版発行 2018年10月17日


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あらすじ

想像の殺人

過去を変える

昔の恋人に偶然出会った久保田。赤ん坊を抱えているその元恋人は、身体にアザがついていた。どうやら夫から暴力を受けているらしい。久保田は一計を案じてその夫の殺害を試みて──。


パレオパラドキシア

時間とは

どうして勉強をしなくはならないのか、という疑問が消えない隼人。ある日、おじさんの家に妹と一緒に遊びに行く事に。おじさんは何かの発掘作業をしているようで──。


ミグラスの冒険

ずれた騎士道

マウの店に持ち込まれた1冊の本。希少価値はないが、殺人現場に残された証拠品という意味で珍しい物品だった。その本が店から盗まれてしまい、マウは怒り狂って──。


空き地の幽霊

死角

夜、ポストに手紙を出しに行った安田は幽霊に遭遇。誰もいなかったはずの道に突如現れたその影は、道なりに逃げて行った。後日改めて現場を訪れると、また影が出現して──。


—以下ネタバレ感想—

犯人、トリックについても言及しています。

ぜひ実際読んでから、スクロールしてくださいね。

想像の殺人

なんで……想像通りにいかないんだ!!

 

DV男とカエルの置物が犠牲になったお話。

なんちゅーふてぶてしいカエルの置物なんだ(笑)。あの大きさだと、相当重いでしょうね。誰がどんな経緯で購入したんだか。

アパートの管理人はとんだとばっちり。森羅がトリックを暴いてくれなかったら、管理責任を問われていたのではなかろうか。

自分の携帯からの着信を残すとか、ちょっと手を抜きすぎ。中古の携帯見つかった時点で、マジで言い訳できなくなる。想像力が足りないよ。


パレオパラドキシア

ほらね。

問題が理解できて初めて、答えの価値がわかるでしょ。

 

勉強をする理由を求めるお話。

パレオパラドキシアは、昔存在した生物。

パレオパラドキシア
約1,300万年前に絶滅した束柱目の哺乳類。基本的に草食動物で、深く潜ることはできなかったと推測される。

なぜ勉強なんてせにゃならんのだ、というのは誰もが1度は思い浮かべる疑問かもしれない。正直、私も思ってた時期があったな。

知識がないと面白いものも楽しめないよね。知恵があるに越した事はありません。まぁ私はたいした学がありませんので、えらい事は言えませんが……(笑)。


ミグラスの冒険

当たり前でしょ!

儲けにならない仕事なんて誰がするか!

 

犯人は、シロノワ。

騎士道に反する卑劣な行為をした(ように見えた)ので、殺害したのだった。

歪んだ騎士道のお話。

前の話で”知るに越した事はない”とか書いたけど、”ミグラスの冒険”みたいな、知らなくていい事柄もあるのかもしれん。

まぁ”ミグラスの冒険”を読んで、価値観がゆがむか、反面教師として習えるからは読む人によるか。

 

ハリ
ハリ

結局、村はどうなっちゃったんだろう……。

 

トリックは、空っぽの鎧。

そうはならんやろ、というのが第1印象なのだが(笑)。このトリックは成功するのだろうか。可能だとしても、鍵の部分に相応の傷が残りそうなもんだけどね。

チェーンソーを使った脅迫は、”善意の第三者”の言い訳が通用しないレベルの犯罪行為ではなかろうか。


空き地の幽霊

うん……でも、必要だったんだ。

友達じゃないと言えないこともあるし。

 

ラーメン屋と幽霊のお話。

1回ならともかく2回も死角に隠れて移動するとか、このおじさん、ラーメン屋より忍者を目指した方がよさそう。

なんというか”コリジョンコース現象”の逆バージョンみたいなオチでしたね。

ラーメン屋って客があまり来なくても儲けが出る、ってどっかの本に書いてあったなぁ。もちろん、商品として売れるレベルのラーメンが提供できてのお話ですがね。

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