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C.M.B.森羅博物館の事件目録(40)

マンガ
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【奇跡の神殿】病気が治る神殿。コブラの意外な使い方。 & 【五月蠅い殺し屋】1度も成功した事がない殺し屋。 & 【イパネマの娘】裏取引の証拠。イパネマの魚とは。 & 【ボトルシップ】金曜日の午後は”宝探し”。


タイトル C.M.B.森羅博物館の事件目録(40)
著者 加藤元浩
レーベル 講談社コミックス
初版発行 2019年2月15日


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あらすじ

奇跡の神殿

毒の使い方

カンボジアの寺院で起きた奇跡。病気で苦しむ子供を1日寺院に放置したら、回復したのだという。調査団が結成され徹底的に調べる事になり、その中には森羅の姿もあったのだが──。


五月蠅い殺し屋

密室をかいくぐる方法

密輸業者を殺すために雇われた桃屋。彼は成功率0%殺し屋だった。早速桃屋は殺しの対象、柿沼にちょっかいを出すも、その手法はとても暗殺しようとしているようには見えず──。


イパネマの娘

イパネマの魚を探して

裏取引の書類を相手に渡すため、イパネマに足を運んだ菱沢。バーで女性と話していると夜道に連れ出され、そこで強盗に遭ってしまう。そのとき助けてくれたのが、ソフィアという少女で──。


ボトルシップ

プライベートバンカー

マルタ島。税金の安いこの島はタックスヘイブンであり、世界の富が集中する場所だった。富豪ランドは金曜日の午後を”宝探し”と称し、様々な人間から投資話を聞いていたのだが──。


—以下ネタバレ感想—

犯人、トリックについても言及しています。

ぜひ実際読んでから、スクロールしてくださいね。

奇跡の神殿

だけど奇跡に人の命を賭けるのは、とても危険だ。

奇跡と呼ばれるのは偶然、上手くいった話だけだからね。

 

神殿の奇跡を解き明かすお話。

少年の病気は、ライム病とされた。

ライム病
ノネズミやシカ、野鳥などを保菌動物とし、マダニ科マダニ属 Ixodes ricinus 群のマダニに媒介されるスピロヘータの一種、ボレリアの感染によって引き起こされる人獣共通感染症の1つ。

ニューヨークの風土病と呼ばれる事もあるらしい。治療後でも”ライム病治療後症候群”という後遺症が残るケースがあるみたいですね。

少年の病気を治したのは、スズメバチの毒。

スズメバチ
ハチ目スズメバチ科に属する昆虫のうち、スズメバチ亜科に属するものの総称。ハチの中でも比較的大型の種が多く、性質はおおむね攻撃性が高い。

まさに毒をもって毒を制す、といった解毒方法でしたね。とてもじゃないけど、再現はできそうにない。まさしく奇跡。

毒を薬とする例は、結構あるっぽい。

アメリカドクトカゲ
爬虫綱有鱗目ドクトカゲ科ドクトカゲ属に分類されるトカゲ。別名ヒラモンスター。唾液に含まれる毒は2型糖尿病者用の治療薬として用いられている。
ヒガンバナ
全草有毒な多年生の球根性植物。散形花序で6枚の花弁が放射状につく。認知症の薬が作られている。
ブラックマンバ
コブラ科マンバ属に分類されるヘビ。鎮痛剤として利用されている。

スズメバチに追われる緊迫したシーンで、巨大な壺で身を守るのはシュールすぎて笑ってしまった。

コブラに舌をわざと噛ませるのは、”毒蛇ドラッグ”というらしい。とても正気の沙汰とは思えないが、そもそも麻薬に手を出す連中なんて頭がイッちゃっているのだから、理解できないのも当然かもしれない。

ハリ
ハリ

危ない薬、ダメ、絶対!

 

最後に出てきた死体、内臓が飛び出ているように見えて、ちょっとビビった。


五月蠅い殺し屋

ちゃんと待っててあげるから。

 

犯人は、玉次郎。

なんやかんや部屋に侵入して、柿沼を刺したのだった。

間の抜けた殺し屋のお話。

といっても、意外と頭の回る殺し屋でしたがね。あれだけ軽快に動けるなら、別の職に就けばいいのに……。

登場自体はそんなに多くなかったけど、玉次郎の娘はずいぶんとキャラがたっていた。ジト目ぶっきらぼうキャラは希少。

超一流の殺し屋は、少なくとも100円ショップで得物は買わないと思う。


イパネマの娘

私、マナーを知らなくて。

 

汚職の証拠をめぐるお話。

舞台はイパネマ。

イパネマ
ブラジル南東部、リオデジャネイロ市南東部に位置する地区。

”イパネマの娘”という、そのままの歌曲があるみたいですね。

イパネマの娘
ブラジルのアントニオ・カルロス・ジョビン(トム・ジョビン)が作曲したボサノヴァの歌曲。

強盗、というとあれですが、汚職を告発する正義の連中だったのか。あんないかつい顔してたら、どうみてもマフィア関係の人間にしか見えない。

いや、ソフィアたちの詳しい素性ははっきりとはしていないのか。汚職の証拠をネタに、オスカーから金でも脅し取ろうとしていた可能性もある、のか……?

顔認証のセキュリティーを突破する方法は、なかなかスマートでいいね。まぁ、現実世界でマネできるかはわからんけど。

汚職、政治腐敗、証拠をめぐるやり取りと、なんか映画みたいなお話でしたね。


ボトルシップ

知らない人間には絶対に見せられない姿だよ。

 

犯人は、ポシェット。

投資話をめぐるお話。

舞台はタックスヘイブンであるマルタ共和国。

マルタ共和国
通称マルタは、南ヨーロッパの共和制国家。
タックスヘイブン
租税回避地(そぜいかいひち)とも。一定の課税が著しく軽減、ないしは完全に免除される国や地域のこと。

タックスヘイブンといえば、パナマが有名ですかね。パナマ文書なんて物もありました。

プライベイトバンカー、という単語が出てきました。

プライベイトバンカー
個人またはパートナーシップ等の形態で、銀行を所有し、経営し、経営に無限責任を負う、個人銀行家。

ランドがハマっていたのは、ボトルシップ。

ボトルシップ
帆船などの模型が、それよりも小さな口を持つ瓶(ボトル)の中に入っている工芸作品。

私が子供の時は、これどうやって作ってるんだろう、と不思議に思ってたなぁ。手作業で作ってると知った時は、なかなか衝撃的だった。

トリックは、人物の入れ替わり。

面白いけど、計画殺人というには、じゃっかんの不確定要素を含んでいるような……。片掛が順番を抜かすかどうかは、さすがにわからなくないかな。

ネクタイに数十万円とか、私からしたら金の無駄遣いにしか見えない……。

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