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C.M.B.森羅博物館の事件目録(38)

マンガ
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【目撃証言】4年間、服役した男。自分の無実を証明するため、3年の歳月を費やす。 & 【光の巨人】伝説の聖杯の行方。アイスランドの政治家スノッリとノルウェーの王ホーコン4世。


タイトル C.M.B.森羅博物館の事件目録(38)
著者 加藤元浩
レーベル 講談社コミックス
初版発行 2018年6月15日


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あらすじ

目撃証言

事件の目撃者

別れ話がもつれ、恋人をナイフで切りつけた晴海。求刑は7年だったが、懲役4年の刑を言い渡された。4年が経ち出所した彼の元に、神田という男が現れる。神田が言うには、晴海の無実を証明する目撃者が存在するのだという。その目撃者は遠洋漁業で海の上で何か月も過ごすような生活をしており探すのは困難。だが晴海は目撃者を見つけ出すため、さらに3年の歳月を費やし──。


光の巨人

北欧の物語

聖杯。それはキリスト教の聖遺物。博物館に届けられた暗号を解いた森羅は、”聖杯”に関して助けを求められていると推理し、アイスランドへ飛んだ。聖杯は、かのヒトラーも探し求めたもの。ナチズムを引き継いだネオナチの連中から命を狙われながら、森羅は暗号の差出人の元へ急ぐ。差出人はどうやら、”光の巨人が見ている場所”にいるらしいのだが──。


—以下ネタバレ感想—

犯人、トリックについても言及しています。

ぜひ実際読んでから、スクロールしてくださいね。

目撃証言

事実の方が受け入れられないこともある。

むしろ本人が信じたい嘘の方が、何年もの人生を捧げられるものさ。

 

懲役年数をめぐるお話。

傷害罪での起訴だったのかな? 懲役15年以下の懲役と規定されているのか。後遺症の残るケガで懲役4年というのは、妥当なのかな?

偽装の防御創は、本物のそれと見分けがちゃんとつくらしい。自分で自分を切りつける場合、ちゃんと知識がないと本物に見えないとか。ドラマ相棒の『ボーダーライン』という有名な話でやってた。

隅田が持ってきたのは、幻灯機。

幻灯機
ランプとレンズを使って、ガラスに描かれた画像を適当な幕に投影するスライド映写機の原型にあたる機械。

一炊の夢、という言葉がある。

一炊の夢
人の世界での繁栄は儚いという事。

存在しない目撃者探しに3年。

じゃっかん可哀そうでもあるが、そんな人物がいない事は本人が1番わかっていた事を考えれば、まぁ自業自得か。素直に反省していればよかったものを。


光の巨人

空を見ろ。

見えるだろ。

天翔ける神々の勇姿が。

 

ノルウェーやアイスランド、聖杯にネオナチなどを詰め込んだ3話にも渡る壮大な物語でした。

物語の主軸は、スノッリという人物でした。

スノッリ
アイスランドの詩人・政治家・歴史家。ノルウェー王朝の歴史『ヘイムスクリングラ』や『スノッリのエッダ』の著者としても知られている。
スノッリのエッダ
アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンが著した詩の教本。若手の詩人たちに北欧神話と詩の技法を教授する目的で書かれた。この本なくして北欧神話、ひいてはゲルマン神話を現代に復元することはほぼ不可能。
ホーコン4世
ノルウェーの国王。ノルウェー王国の最盛期を築き上げ、ノルウェーにおいて最も偉大な王。

北欧の歴史はあまり知らないのだけど、どこの地域でも面白い昔話がありますよね。

エッダは、これなくして北欧神話やゲルマン神話を語る事ができないくらい偉大な書らしい。正直、その存在すら知らなかった。

石の正体は、方解石。

方解石
鉱物(炭酸塩鉱物)の一種。光を2つに分けて屈折させる性質がある。

メモに書いてあったのは、聖杯の文字。

聖杯
キリスト教の聖遺物のひとつで、最後の晩餐に使われたとされる杯。キリストが死んだときに血を受け、病気を治す奇跡があると言われている。

キリスト教の儀式に使う杯の事を指したり、聖杯伝説に登場する杯を意味する場合もあるっぽい。私はやってないから詳しくないけど、聖杯という単語自体は”Fateシリーズ”にも出てくるから有名か。

その聖杯を狙っていたのは、ネオナチ。

ネオナチ
ナチズムを復興しようとする、または類似性を持つ、第二次世界大戦後の社会的あるいは政治的運動の総称。
ナチズム
国家社会主義ドイツ労働者党(国民社会主義ドイツ労働者党 または ナチス)を代表とするイデオロギー。
ヒトラー
ドイツの政治家。国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)の指導者。

一説によると、神聖ローマ皇帝になろうとしていたらしいヒトラーは、そのために必要な3つの道具を集めていたらしい。王冠とロンギヌスの槍を手に入れ、あと1つが聖杯だったと。

ネオナチが絡んできた事により、物語が一気にきな臭くなりましたね(笑)。

光の巨人の正体は、オーロラと岩。

自然の織り成す幻想的な風景の事を指していた、と。だまし絵みたいですね。

 

ハリ
ハリ

こういうの、好き。

 

聖杯があったとされる洞窟にいたのは、死蝋。

死蝋
しろう。永久死体の一形態。死体が何らかの理由で腐敗菌が繁殖しない条件下にあって、外気と長期間遮断された果てに腐敗を免れ、その内部の脂肪が変性して死体全体が蝋状もしくはチーズ状になったもの
間欠泉
一定周期で水蒸気や熱湯を噴出する温泉のこと。

間欠泉は石鹸を入れることによって、活性化するらしい。というか、なんちゅう危ない場所に宝物庫を作ったんや……。

結局聖杯は見つからず。これからは親子で冒険する事になるのかね。壮大なお話で忘れそうになってたけど、子供ほっぽっといて冒険に没頭するのも、ちょっと考え物ではなかろうか(笑)。

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