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C.M.B.森羅博物館の事件目録(33)

マンガ
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【動く岩】”岩が動く”という民間伝承が残る理由。 & 【いつかの文学全集】ハワイのコテージでの殺人。それを見た目撃者。 & 【ツノゼミ】同僚を会社から追い出す手段。 & 【見えない射手】心臓を貫いた矢は、どこから飛んできたのか。


タイトル C.M.B.森羅博物館の事件目録(33)
著者 加藤元浩
レーベル 講談社コミックス
初版発行 2016年10月17日


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あらすじ

動く岩

脅すネタ

結婚してからゲームが出来なくなった仲間のため、ゲーム三昧で過ごす温泉旅行をする事になった玄武。しかしその旅行先には、”岩が動く”という民間伝承が残っていて──。


いつかの文学全集

消えた死体

夫が亡くなり時間の取れた米倉は、ハワイに行く事に。今まで読めなかった文学全集を読むぞ、と意気込む彼女だったが、近くのコテージで起きた殺人現場を目撃してしまい──。


ツノゼミ

横領事件に発展

経営コンサルタント、井笠。いけ好かない同僚を追い出すため、一計を案じる。その計画は成功するものの、なんと井笠は横領犯として逮捕されてしまって──。


見えない射手

リア王、上演中に

舞台の上で殺害された、永田。心臓を射抜かれて殺されたのだが、彼の背後はであり射出できる場所がない。重要参考人として逮捕された四つ谷だったが、決定的な証拠はなく──。


—以下ネタバレ感想—

犯人、トリックについても言及しています。

ぜひ実際読んでから、スクロールしてくださいね。

動く岩

どんなに平凡さに埋もれて生きていても、とんでもない災難に遭ってしまう。

このバランスの悪さは、どうかと思うよ。

 

犯人は、花岡。

浮気をネタに、脅されていたのだった。

気の置けないゲーム仲間と、守秘義務にアグレッシブな女将のお話。

客の秘密をダシにして脅すとか、旅館関係者が1番やってはいけない事ではなかろうか。殺されても、まったく同情はできない。

殺人の罪を玄武に着せるのは、どうなのだろう。あの一瞬で、花岡の浮気を察するのはさすがに無理がないかな。というか浮気がバレたとしても、たった1回分の旅費で、いままでの友情を壊さなくても……。

森羅が見ていたのは、道祖神。

道祖神
路傍の神。村の守り神、子孫繁栄、近世では旅や交通安全の神として信仰されている。

へこみとでっぱりは、意外と判別できないらしい。クレーター錯視だかホロウマスク錯視だかいうやつだっけ? 鍵のかかった部屋、というドラマで錯視トリックがあったかな。

女将を突き落としたトリックは……どうなんだろう。誰か花岡がいない事に気付けよ、とツッコみたくはなる。

列から離れて、女将に封筒を触らせ、突き落として、列に戻る。再現VTRにしたら、コントみたいに見えそう。


いつかの文学全集

よかった……。

ちゃんと泣けたわ

 

犯人は、石羽。

口論の末の、殺害だった。

ハワイが舞台のお話。

Q.E.D.シリーズ含め、ハワイには結構行きますね。

 

ハリ
ハリ

1度くらい、行ってみたい。

 

森羅が数えると言っていたのは、ハワイガン。

ハワイガン
鳥綱カモ目カモ科コクガン属に分類される鳥類。

米倉の開けた段ボールの中から出てきたのは、文学全集。てっきり犯罪道具が満載されているのかと思った。いやまぁ、そんなの入っていたらどうやってハワイに持ち込んだんだって話になっちゃうけど(笑)。

推理マンガにおける警察の捜査は、いつもザル。部屋の中を綿密に調べたのならば、ベランダも開けなさいよっと。


ツノゼミ

オレみたいに頭のいい人間が騙されるわけないだろ!!

金はオレが盗ったんだよ!

 

お金を盗んだのは、紅林。

母親が騙されたお金を取り戻したのだった。

犯人側の独白が随所に挟まれる、珍しいお話。

森羅が喜んで見ていたのは、ミツコブツノゼミ。

ツノゼミ
カメムシ目(半翅目)に属する昆虫の科。世界で約600属3200種が記録されている。色々な物に擬態する。

プライドのために、やってもいない横領を自白した井笠。頭の良さを度々アピールしていましたが、その行動は最高に頭が悪い。賠償金はいくらになるんだか。

犯人がここまで綺麗に逃げ切るのは、わりと珍しいかな。犯人と森羅、出会ってすらいないのか。

有能な社員が抜けまくった、会社の未来はどっちだ。


見えない射手

違う。

 

犯人は、飯田。

捨てられた腹いせの犯行だった。

作者さんの小説『捕まえたもん勝ち』とのコラボストーリー。Q.E.D.ともコラボしていましたね。

殺人が起きた時上演していたのは、リア王。

リア王
シェイクスピア作の悲劇。4大悲劇の1つ。

殺害道具は、バネの力で矢を放つ筒のような物。

どこぞの国の暗殺部隊かよ(笑)。演じている間ずっと裾で隠し、寸分たがわす心臓を矢で貫き、誰にも気付かれずに凶器を迫りの隙間に隠すとか、訓練された兵士か何かかな?

犯人をかばって車に飛び込んだり、流血しても犯人を助ける手を緩めなかったりと、事件に一直線に挑んでいくのが七夕の性格のようですね。

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