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ランウェイで笑って(4)

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【長谷川心編】ファッションデザイナーを目指すモデル。認めてもらうための挑戦と、やってはいけない失敗。 & 【芸華祭予選編】芸華大主催のファッションショーへ参加するための予選。足りない予算と、努力の証明。


タイトル ランウェイで笑って(4)
著者 猪ノ谷言葉
レーベル 講談社コミックス
初版発行 2018年3月16日


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あらすじ

長谷川心編

モデルとデザイナー

長谷川心。彼女は身長が181センチありモデル事務所に籍を置いているが、ファッションデザイナーを夢見ている女性だった。柳田の手伝いをしに来た彼女と育人は打ち解ける。しかし事務所は長谷川がデザイナーを目指す事をよしとせず、さっさと服飾大学を辞めるように要求していた。そんななか長谷川は、柳田がパトロンに贈ろうとしていた大切な服に対してミスをしてしまい──。


芸華祭予選編

シンプルな課題?

日本一の服飾大学と謳われる服飾芸華大学。学園祭で催される芸華祭ファッションショーに参加するため、育人は予選に挑む。課題は、1/3スケールのドールに合わせたウィメンズ服を作る事。テーマは、一流モデルのセイラに似合うオシャレな服。育人は参加費用が足りず、通常の半額での参加が許された。しかし試験は、その参加費用を使って自前で生地を用意しなくはならず──。


—以下ネタバレ感想—

ぜひ実際読んでから、スクロールしてくださいね。

ファッション用語集

スカウト
求められる人材を見つけ、勧誘(自らの側に招く行為)すること。
まち針
裁縫に使う仮止め用の針。
ウィメンズ
女性用の服を指す。
レザー
皮革、なめし皮のこと。

長谷川心編

マネージャーにもちゃんと伝えなきゃ……。

私は、ちゃんと……!

服を作る人間になりたいんだって。

 

夜帰れない編。

お互い口下手でコミュニケーションがなかなか取れませんでしたが、共通の話題で一気に親密に。

世の中には”類似性の法則”というものがありましてね。同郷だったり好きな食べ物が同じだったりするだけで、友好的になれるらしいですよ。

芸華祭ショーのグランプリ商品が、めっちゃ豪華。パリ留学だけでもすごいのに、ブランド立ち上げの資金援助とか、いったいいくらかかるんだか。まぁ、それだけ険しい道のりなんでしょうね。

未成年に飲酒を強要すると、強要罪や傷害罪に問われる事があるみたいですね。またアルコールハラスメントという言葉もあります。未成年に、というか酒を飲めない人に強制するのはやめましょうね。

私は記憶が飛ぶほどアルコールを摂取したのは、人生で1回だけだなぁ。友人に家まで届けてもらったらしいのですが、まったく記憶がない。ほんと、酒は恐ろしい。

失敗と謝罪編。

長谷川の本気を知った育人は、彼女をファッションショーの予選に誘う事に。迷う長谷川でしたが、マネージャーにちゃんとデザイナーの夢の本気度合いを伝えるため、参加を決意。いいじゃないですか、前向きで。挑戦するのは若者の特権ですよ。

しかし注意力散漫によるミスはいただけない。しかもパトロン当てのコートでの失敗。いや、パトロン当てじゃなくても、針の刺しっぱなしは致命的か。

 

ハリ
ハリ

危ないもんね!

 

ドラマの相棒でも、運送品を入れる段ボールの中にカッターの刃が混入するのはまずい、って言ってたなぁ。手がケガする系の異物混入は、1発で信用がガタ落ちしてしまいますよね。

シリアスなシーンだけど、針が怖くて厚手の手袋をしてる柳田にちょっと笑った。ミシンで指に縫い目ができたらしい。そりゃ、トラウマにもなるわ。

ただ厳しいだけじゃなく、ちゃんとアドバイスもする柳田はなかなかいいキャラしている。ただあだ名のセンスに関しては……まぁうん、そうね。


芸華祭予選編

うん──僕は、僕なりにやろう。

ただ──このグループで1番は獲る!!

 

お金なくてピンチ編。

課題とテーマの発表。家庭科のエプロンすら超苦戦した私からしたら、ドールに合わせて服を作るとか異次元の難易度だろうな。テーマに合わせて作るとか、もっての他。絶対できんわ。

参加費が足りないのに参加許可は普通下りんだろう、と思わせておいて、生地を買うお金だったという罠。主人公が不利な状況からのスタートは、王道ですよね。

不利な状態からのスタートでぱっと思いつくマンガは、『焼きたて!!ジャぱん』かなぁ。賭けで大儲けするため、河内をパンの中に入れて提出したんですよね。そこら辺でいろいろあって減点スタートになるというね。あれは笑ったなぁ。

森山さん、再登場。田舎に戻ったんじゃなかったのか。クマがないと、別人に見えるね。

 

ハリ
ハリ

美人だよね。

 

ヒントと完成編。

なんやかんやあって千雪の家に突撃する事になった育人。薄着で大胆な格好をする千雪に気が散る育人でしたが、「テレビだけ見てろ」と一蹴される。

ごもっともです。まぁでも視線が行くのはしょうがないよね、うん。

他の参加者の提出物を批評する展開に。蹴落とすためにボロクソ批判するのは簡単だけど、綾野の意見と真逆な事を言うと、自分のセンスのなさを露呈する結果になりかねないね。なかなかエグイ。

育人が提出したのは、『パジャマ』でした。

全部捨てずに頑張る育人。果たしてその努力を証明できるのか。

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