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ランウェイで笑って

マンガ
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目指すはパリ・コレクション! 低身長が理由で夢を絶たれた少女と、家庭の事情で夢を諦めかけた少年。2人の袖が触れ合った時、閉ざされた夢のステージに光がともる。


タイトル ランウェイで笑って
著者 猪ノ谷言葉
レーベル 講談社コミックス
初版発行 2017年9月15日


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衣食住は生活の基礎の事

私は服にまったく興味がない。

頓着も当然ないし、こだわりも当たり前のようにない。普段着る物も安物だし、最後に服屋に足を運んだのがいつだったかすら思い出せない。

学生時代に袖を通していた物といえば、母親がバーゲンセールで買ってきた何の個性もないやつだった。

友達の家に遊びに行く時も、”着たきり雀”状態だったなぁ。

そんな、服にまったく愛着のない私が、アパレル関係のマンガを紹介してもなんの説得力もないかもしれません(笑)。

ですがそんな私でも面白いと思えるのが、このマンガなんです。

2人の主役

本作は主に、2人の人物が中心となって物語が進行します。

1人は都村育人(つむらいくと)。高校3年生。

目立たず影の薄い少年ですが、自力で服を作り上げる事ができ、見た服のパターンを正確に取れる優れた能力を有しています。

ファッションデザイナーを夢見ながらも、経済的な理由から半ば諦めかけていました。

妹が3人おり、それぞれがやりたい事を満足にできない現状。育人が就職すれば、妹たちを楽にしてあげられる。

夢を諦めるには、十分すぎる理由でした。


もう1人が、藤戸千雪(ふじとちゆき)。同じく高校3年生。

小学生の頃は身長に恵まれており、小4にして158センチ。顔もスタイルも抜群で、将来はモデルとなって活躍する事を誰もが信じていました。

ところがそこから身長が伸びる事はなく、そのまま高校3年生になってしまいます。

トップモデルは高身長であることが、絶対条件。

モデル事務所を経営している父親からもクビを宣告された千雪は絶望するものの、それでも、夢であるパリコレへの道を諦めませんでした。


そんな、夢から見限られた2人でしたが……。

育人がデザインした服を着た千雪が街角スナップに載った事で、2人の世界の歯車が大きく揺れ動いていく事になるのです。

服に興味なくても

前述の通り、私は服に関しての造けいが何もありません。ですので、作中に出てくるファッションに関しては、適したコメントが出来ません。

私がこの作品で1番気に入っているのは服に関する事ではなく、夢と縁のない状況に置かれていながらも、それでも邁進していく2人の若者の姿です。

ファッション関係のマンガ、という意味ではあまり少年向けジャンルとは言えないのかもしれませんが、内容自体はまさしく王道。

幾度となく押し寄せる困難に、経済的精神的に追いつめられる事になる2人。

そんな彼彼女たちが、時に協力し合い、時に仲間や家族に支えられながら、夢を掴むために突き進んでいく姿が、読者の胸を打つのではないでしょうか。

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