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寄宿学校のジュリエット(9)

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【東和国編②】朱奈とのいざこざ。犬塚の母親のお話。藍瑠とのガチンコバトル。


タイトル 寄宿学校のジュリエット(9)
著者 金田陽介
レーベル 講談社コミックス
初版発行 2018年9月14日


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あらすじ

東和国編②

ペルシアのことがバレる

混浴、観光、朱奈の暴走など、イベントの尽きない犬塚の帰郷。そんななかペルシアは、犬塚の母親、千和にどうしても聞いておきたいことがあった。「昔、敵国同士の恋人関係がバレて退学させられたのは、あなたではないですか?」と。同じころ、犬塚の兄、藍瑠も帰省。たるんでいた犬塚に対し、藍瑠は稽古を申し入れる。その最中、ジュリ男の正体がペルシアだとバレて──。


—以下ネタバレ感想—

ぜひ実際読んでから、スクロールしてくださいね。

東和国編②

母さんも朱奈も兄さんも……そしてペルシアだって。

守ってあげられるように強くなるから。

今まで……ありがとう……。

 

まるまる1巻、東和国づくし。

シャルや胡蝶、手李亞や蓮季ですら出番なし。彼女たちはかいがいしくも、巻末において読者サービスで頑張っておりました。

いろいろイベントがありましたが、大別すると朱奈編、お母さん編、藍瑠編の3編でしょうか。

まず朱奈編。

金髪を見ただけであの血相、丸流たちをビビらせるあの武芸。はたして学園に入学したらどうなってしまうのやら。

危険運転が騒がれて久しい世の中ですが、ガムを歩行者に飛ばす奴はいるのだろうか。藍瑠だったら口で受け止めて、相手に吐き返すくらいはするのでしょうかね。

丸流は作戦に協力してくれてなんやかんやいい奴……なのか? というか、ジュリ男も見てるのに……やりすぎ感は否めない。まぁ、それでこそ丸流な気もするが。

つーかこいつら、帰省してまで3人でいるとか、どんだけ仲がいいんだ。

次はお母さん編。

ペルシアの母親から聞いた、ダリヤ学院にいたという黒犬と白猫のカップル。悲劇的な最後を迎えた恋人たちの、その片割れは犬塚の母親だった。そしてもう1人の方が、ペルシアの父親という。

過去の因縁とつながったことで、ストーリー全体に深みが出たかな?

豚の丸焼きって本当にある料理で結構おいしいらしいけど、正直あんなもんが目の前にどーんと出てきたら食欲失せると思う。

ペルシアが花嫁修行するとするならば、料理は朱奈に教わることになりそうだ。

 

ハリ
ハリ

それはそれで流血沙汰になりそう……。

 

最後は、藍瑠編。

ある意味、一番の山場。

この物語最後の障壁になるのかと思いきや、思いのほか早くバレたなぁという感想。

名家たる犬塚家の誇りを守り続けてきた藍瑠の拳。

家を守ってきた藍瑠の功績を認めつつも、呪縛のように『犬塚家の名』に固執しすぎる兄のために振るう犬塚の拳。

なかなか熱い展開ですね。

いずれ兄弟の殴り合い展開は来るであろうことは予想していたとはいえ、てっきり『2人をカップルとして認めるかどうか』でケンカするのかと思っていた。ここまで”犬塚家”を前面に出してくるとは。

最終的に交際を認めさせることまではできなかったものの、少しデレた藍瑠。敵としては恐ろしいですが、味方になってくれればこれ以上の頼れる存在はいないでしょうね。

これにて東和国編、終了。なかなか濃密な内容だったのではなかろうか。

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