人生において、1度はタケが気になったことはありませんか?
今回紹介するのは、そんなときに役立つ図鑑本です。
タイトル | タケ・ササ図鑑~種類・特徴・用途~ |
著者 | 内村悦三 |
発行者 | 相場博也 |
出版社 | 創森社 |
初版発行 | 2005年4月20日 |
なぜいきなりタケ?
と思われた方も多いかもしれません(笑)。私自身は植物博士でも、植物マニアでもありません。
ちょっと前、タケに関して調べることがありまして、その時ちょうどこの本を手に取りました。
すごく見やすかったので、せっかくなので紹介しようというしだいでございます。
そもそもタケとはなにか
イネ科タケ亜科に属する植物の総称です。一般的に大きいものがタケ、小さいものがササに分類されます(本当はもっと複雑で難解なのですが、ここでは省略)。
アジアに広く分布していますが、オーストラリアやアフリカの一部でも見られます。
日本では、竹取物語で有名ですね。
ススダケは、1本で数十万円するらしいぞ!
写真がいっぱい
本書には、記述されているタケの種類の多さもさることながら、それらの写真がところせましと掲載されています。
文字しかなくてどんなタケだかよくわからん、という事態にはなりません。
また写真だけというわけでは当然なく、そのタケの分布・特性・用途から一口メモまでも書かれていて、非常にわかりやすいです。
タケ・ササ名索引だけでなく、用語も充実
巻末には索引が当然完備されています。これだけでもおおだすかりです。
しかもそれだけではなく、タケ・ササに関する用語集まで記載されています(維管束、頴果=えいか、栄養繁殖などなどが12ページにわたって)。
さらにタケ・ササの英和用語集まであり、また、たくさんの基礎知識の数々も記されています。いたれりつくせりです。
手におさまるので、屋外に持っていきやすい
図鑑というと大きくて重いものを想像しがちですが、本書はコンパクトで持ち運びやすいです。小さすぎるわけでもないので、「中身薄いんじゃないの?」という心配は不要です。
山に入るとき、リュックの端っこに積み込めます。
タケやササを見学をする際、ぜひ手元にあると便利な1冊です。
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