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Q.E.D.証明終了(48)

マンガ
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【代理人】覆面作家のエージェントが殺された。誰が1番得をしたのか。 & 【ファイハの画集】不法移民の少女が行方不明に。移民船で起きた事件の秘密とは。


タイトル Q.E.D.証明終了(48)
著者 加藤元浩
レーベル 講談社コミックス
初版発行 2014年6月17日


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あらすじ

代理人

作家の正体

人気作家、世見の代理人、株戸が殺された。世見は覆面作家であり、プロフィールが一切公開されていない。窓口だった株戸が死んだことにより、著作権エージェント会社は倒産の危機に瀕していた。このピンチに白羽の矢が立ったのが、見習いの天道。天道は世見の元に赴き、なんとか原稿をもらえないかと交渉する。そんな折、社長の桑形が首吊り死体となって発見され──。


ファイハの画集

不法移民を乗せた船での殺人

ファイハはモロッコ人の少女。ノートに絵を描くのが好きで、学校の成績もトップ。アランの妻エリーは、ファイハに奨学金を出し、アメリカに招く準備をしていた。ところがファイハは不法移民船に乗り、スペイン領に向かってしまっていた。そこで彼女は行方不明になってしまう。実はサイファは船の中で、射殺事件を目撃しており、犯人に撃ち殺されそうになっていて──。


—以下ネタバレ感想—

犯人、トリックについても言及しています。

ぜひ実際読んでから、スクロールしてくださいね。

代理人

ふざけるな!! 本当のオレの何を知っている!?

本当のオレはな……。本当の……。本当のオレは……。オレは……。

世見一夏だ。

 

犯人は、世見(の偽物)。

本物の世見をも殺し、入れ替わっていたのだった。

なかなかサイコの入った男が犯人でした。

認めてもらうのではなく、他人の人生をそのまま奪うというのはなかなか猟奇的発想。とはいえ、そんなことしても他人の能力まで盗れるわけもなく、原稿が書けずに困るくらいの小物ではありましたが。

「初対面で僕が世見ってわかるんだ」「自分が自分であると証明しないと」「今でも自分が誰か言いたくない」

世見の発言は、真相がわかってから振り返ると、なかなか意味深なものがそろっている。

他人に成り代わるトリックといえば、すぐに思い浮かぶのは『戯言シリーズ』かな。高校時代、友達に借りて読んだなぁ。なつかしい。

一夜で1巻全部読んだから、翌日の学校が眠かった記憶がある。

本物の世見の著作『火口バンジー』とはどんな作品だったのか。少し気になる。

火山といえば『ライジング・ドラゴン』って映画でジャッキー・チェンがダイブしてたような……。ちょっと記憶があいまいでちゃんと覚えてないや。

バイクで逃走する大の男を、1発でノす水原。いまさらながら、どんな身体能力しとるんや。

 

ハリ
ハリ

肩、外れちゃうよ……。

 

携帯で小説を書くのって大変そうだけど、慣れたらそうでもないのだろうか。私はいまだにフリック入力が苦手で、文字を出すのがめちゃくちゃ遅い。

本物の世見と面識があるからという理由だけで殺された桑形社長、かわいそう。


ファイハの画集

私はもう夢を叶えたから、次のやつは自分の村で見つけるの。

 

犯人は、ハビエル。

麻薬を盗むための犯行だった。

モロッコの少女が夢を叶えるために冒険し、いろいろあったお話でした。

モロッコ
北アフリカ北西部のマグリブに位置する立憲君主制国家。

モロッコという名前は知っいても、内情はあまり知らない人が多いかもしれません。日本のタコの輸入元1位が、モロッコのようですね。

モロッコの目と鼻の先にある島国は、カナリヤ諸島という。

カナリヤ諸島
アフリカ大陸の北西沿岸に近い大西洋上にある、7つの島からなるスペイン領の群島。

この島々は、不法移民の玄関口になってしまっているそうな。

夢であるルーブル美術館に行くためとはいえ、不法移民の船に飛び込み国を渡るとは、なかなか勇気のある少女ですね。

ルーブル美術館
パリにあるフランスの国立美術館。世界最大級の美術館(博物館)であるとともに世界最大級の史跡のひとつ。

秘蔵のコレクションを美術館に寄付し、2時間も貸し切りにしてしまうアランもいいね。

「自由に絵を描いて生きていけるなんて、夢みたいな世界だよね」

お金がなくて進学もままならないファイハが言うと、なかなか重い言葉です。

私は美術品にはあまり興味がないので、学校の行事とかで行ったはずの美術館のこととか全然覚えてないなぁ。

唯一覚えているのは、山下清のちぎり絵展くらいかも。いや、あとゴッホのひまわりも見たような……。

むしろ小学校の時の、展覧会のほうがよく覚えている。生徒たちが図工の時間に作った謎の物体を、体育館に所せましと並べてあったなぁ。

麻薬の隠し場所が浮き輪の中であり、ファイハがそれを持ち去ってしまったというのは面白い。浸水したら麻薬が台無しになりかねないが、船で運ぶ以上、そこらへんは対策してあるのでしょう。

コナンに出てくる黒の組織のメンバー、コルンのような暗殺者が登場。

麻薬組織に雇われた彼を、水原が一撃で仕留めます。エジプトで賊の群れを撃退した過去のある彼女ですからね。殺し屋の1人くらい、楽勝ですよ。

「こっちに気付いた?」と暗殺者さんは心中呟きますが、めっちゃ見えとるじゃん(笑)。

アランとエリーの登場は、久しぶり。

燈馬を動かしたいなら水原に頼め、というエリーの指示は的確ですね。アランが自慢の妻というだけあります。

手のジェスチャーだけで意思疎通できる燈馬と水原の仲は、侮れません。親指を下に立てるという燈馬の動作は、滅多にお目にかかれないレアシチュエーションですね。

アメリカへの切符を、友人に渡してしまったファイハ。彼女ならどこにいても、次の夢を見つけられることでしょうね。

そしてすぐ状況を察することのできるエリーは、やはりできた女性です。

以上、Q.E.D.証明終了。

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