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Q.E.D.証明終了(27)

マンガ
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【鏡像】鏡が映すのは左右逆の姿じゃない? 出火した家に隠された秘密。 & 【立証責任】裁判員制度を体験する”模擬裁判”が学校で開かれた。実際にあったその事件の真相とは。


タイトル Q.E.D.証明終了(27)
著者 加藤元浩
レーベル 講談社コミックス
初版発行 2007年7月17日
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あらすじ

鏡像

火災現場にあった割れた鏡

2階建ての家宅が火事になった。空き家で住人がいなかったため、ケガ人はなし。火災現場は2階の一室。放火なら外から火をつけるし、誰も住んでいないのに2階から出火というのはおかしい。水原警部も捜査に参加することに。床板に油成分が混じっていたため、放火の線が濃厚に。家の持ち主、寺内は1年前に亡くなっていた。現在管理をしていたのは、元家政婦の宮川で──。


立証責任

有罪なのか、無罪なのか

燈馬の学校で、裁判員裁判を勉強するための模擬裁判が行われることに。燈馬と水原はくじ引きにより裁判員に選出された。模擬裁判は、本当にあった事件を題材にしての、本格的な勉強会だった。容疑者は、豊川。罪名、強盗致死傷。道を歩いていた東を殴って、15万円を盗んだ疑い。現場の状況から水原は、もうこいつが犯人じゃん、と決めつけたのだが──。


—以下ネタバレ感想—

犯人、トリックについても言及しています。

ぜひ実際読んでから、スクロールしてくださいね。

鏡像

……わかってた。自分でわかってたよ、自分で選んだって……。

そんなこと知ってる……。けど姉ちゃんのせいにするしかないじゃないか!!

 

犯人は、姉礼子。

そもそも礼子は、意図して火をつけたわけではなかった。

原因は、鏡。

薄暗い家の中。ランプ片手に2階に上がった礼子。部屋に入り棚を右に曲がると、その視線の先に大きな鏡があった。

右ほおにホクロがある礼子は、鏡に映った”左ほお”にホクロのある人物を妹華子だと勘違い。びっくりしてランプを床に落としてしまったのだ。

油は、ランプのものだった。

すれ違っていた双子のお話でした。

自宅での失火なので罪には問われず、書類を書くだけで済むそうな。

右ほおにホクロがある礼子だからこそ、鏡に映った人物を妹と瞬間的に勘違いしてしまったというのは面白い。

でもこれって、左ほおにホクロがある妹が犯人だと仮定した場合、鏡に映るのは左ほおにホクロがない人物。それはつまり、右ほおにホクロがある姉に見えたりしないのかな。

まぁこの世界には圧倒的に、左ほおにホクロがない人が多いから、”姉じゃない誰か”、と錯覚する可能性もある。

その場合、まったく関係ない第三者が家に侵入していたことになり、妹は即逃げ出すことになったでしょうが(笑)。

まぁ一瞬のできごとで判断するのであれば、実際にホクロが見えたほうが勘違いしやすいのかもしれないけれども。

というか私だったら、誰もいないはずの家に人の姿が目に入った瞬間、ホクロうんぬんかんぬんではなく、普通にびっくりして体が跳ね上がると思う(笑)。

鏡は左右じゃなくて前後を逆さまにしている、という燈馬の説明は正直理解ができない……。

 

ハリ
ハリ

ハリもよくわからない……。

 

「姉ちゃんが先にお父さんを指名したから私にはお母さんしか残っていなかった」

華子は子供ながら空気が読めるというかなんというか……。

わだかまりのあった姉妹でしたが、最後は理解し合えたようでよかったですな。

まぁあのサンタの置物のどこがいいのか、私にはわかりかねますが(笑)。小汚いおっちゃんが洗濯してるようにしか思えない。

鑑識の人、お疲れさまでした。


立証責任

立証責任は全て検察だけにあり、裁判員は提示された証拠のみで判断する。

合理的疑いを超えた証明がなされない限り無罪。裁判の鉄則です。

 

犯人は、豊川。

豊川は東を殴り、15万を盗んでいた。

模擬裁判体験会、なんて本当にやった学校あるのかな。実際ちょっと見てみたかったかも。

裁判員裁判
特定の刑事裁判において、有権者(市民)から事件ごとに選ばれた裁判員が裁判官とともに審理に参加する日本の司法・裁判制度。

私が水原の立場だったら、たぶん無罪を主張してただろうなぁ。

アホにでもわかるくらい、直接的な証拠が出てこない限り、有罪とは言いにくそう。

黙秘権ってのもまた厄介ですよね。

黙秘権
自己の供述したくない事柄について沈黙していることを理由に不利益を受けることはないとする権利。

権利として認められていても、実際にやったから黙っているんじゃねぇの、と思われかねませんからね。

なぜ燈馬は、無罪の方に手を上げたのか。それは、検察が大事な立証をしていないから。

加害者豊川と、被害者東は『顔見知り』だった。この事実が提示されていなかったのだ。

ホストをしていた豊川の店に、東は客としてよく訪れていた。被害者の悲鳴が聞こえなかったのは、2人が知り合いだから。豊川を犯人として告発しないのは、彼をかばっているから。ホストと客、あまり表ざたにしたくないことだったのだ。

燈馬もよう気付くな、そんなこと。

弁護士と検察の人、現職の人らしいけど、こんな大勢の前でやるのは緊張しないのかね。作中の男子も言ってたけど、弁護士役の人やたら美人だったですね。

弁護士と検察の人夫婦らしいけど、いったい子供はどんな風に育つのやら。

以上、Q.E.D.証明終了。

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