怪しすぎる、ゆえに胸おどる。
世界の裏で暗躍する彼らの世界。
タイトル | 眠れないほど面白い「秘密結社」の謎 |
著者 | 並木伸一郎 |
発行者 | 押鐘太陽 |
出版社 | 三笠書房 |
初版発行 | 2013年5月20日 |
秘密結社のルーツは、紀元前3000年前にあり。
忍者、と聞いて心おどる人も多いだろう。
戦国時代、侍たちの陰にうごめき、ひそかに諜報、暗殺などを行っていた隠密部隊である(事実はちょっと違うらしいけど)。
歴史の闇に隠れ、決して日の当たる場所にでることはない。それでも自分の使命を着実に遂行し、確かにそこに存在している。
そういった連中に、憧れをいだく人もたくさんいるはずだ。
だからこそ、世界で暗躍するとされている秘密結社は、世界中の人から支持されているのかもしれない。
一説によると、秘密結社の起源は古代シリウス信仰にまでさかのぼるらしい。
彼らの秘教が形は違えど、現代まで脈々と受け継がれているかもしれないと考えると、なんとも感慨深いものがある。
秘密結社の代表といえば、やはりあれ
みなさんは、秘密結社をいくつ言えますか。私は本書を読むまで、1つしか知りませんでした(日本限定組織でいいなら、忍者やお庭番などがありますが)。
やはり有名なのは、フリーメイソンでしょう。私が唯一知っていたのも、これでした。
世界中に数百万もの会員をかかえる友愛結社、フリーメイソンは、あらゆる歴史的事件の影で動き、また国家転覆をもくろんでいる団体ともいわれています。
日本にも、フリーメイソンの手は伸びています。2000人規模の会員が在籍しているそうです。
日本の本部がどこにあるか、知っていますか? 東京タワーの足元のビルにあるそうですよ。
フリーメイソンと紙幣の都市伝説は、有名よね。
イルミナティという組織も、陰謀論者の中では有名だそうです。
イルミナティ──正式名称を「バイエルン啓明結社」と呼ばれる彼らは、ロスチャイルド家などのバックアップをもとに、世界征服をたくらんでいるとか。
世界をまたにかけた秘密結社はたくさんある。
中世から存在するとされる、古代の英知で人を救う「薔薇十字団」。
アメリカのイェール大学にある「スカル&ボーンズ」などなど。
世界にはメジャーからマイナーまで、数多くの秘密結社が存在するのだ。
なんとも夢のある話である。
秘密組織以外も収録
本書ではフリーメイソンやイルミナティといった秘密組織はもちろん、それ以外のものについてもわかりやすく解説されています。写真も多く、見やすいです。
また世界規模の謎システムについての説明も入っています。
アメリカの秘密システム、全世界盗聴網「エシュロン」とは。
人類家畜化計画「ブルービーム計画」とは。などなど。
興味のそそられる方も多いのではないだろうか。
ぜひ本書を読んで、裏の世界に目を向けてみるのも面白いかもしれない(なお、本書を見たことにより、秘密結社から目をつけられても私は知りません。あしからず)。
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