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Q.E.D.iff -証明終了-(6)

マンガ
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【地球に落ちてきたと言っている男】モルダーの祖母の前に現れた男。他の星から来たという男の正体とは。 & 【急転】ビルから転落死したテレビプロデューサー。


タイトル Q.E.D.iff -証明終了ー(6)
著者 加藤元浩
レーベル 講談社コミックス
初版発行 2017年2月17日


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あらすじ

地球に落ちてきたと言っている男

あの研究会、再び

大学生になったクイーン、ホームズ、モルダー。ミステリ研究会を立ち上げ、大事件が起こることを心待ちにしていた。モルダーの祖母の家に、おかしな男が出現したという。宇宙から来たという外国人風の男はサイモンと名乗り、家に居座ってしまった。祖母には喧嘩別れした娘が1人おり、サイモンはその子供ではないかという疑いが浮上するも、すでに死亡が確認されており──。


急転

プロデューサーの転落死

人気ドラマ【南国刑事】のプロデューサー、江古田がビルから落ちて亡くなった。事故死で処理されかけるも、担当の井草刑事は違和感を感じ捜査を続ける。水原も燈馬とともに聞き込みを行う。どうやらドラマの配役決めで、会議が紛糾しているなかで起きた転落死らしい。現場の状況から、江古田は屋上から落ちたとされたが、その時間、屋上に入るのは事実上不可能であり──。


—以下ネタバレ感想—

犯人、トリックについても言及しています。

ぜひ実際読んでから、スクロールしてくださいね。

地球に落ちてきたと言っている男

暗い中でバアちゃんの手を握ってあげた。

まるで……、さびしい宇宙にいるみたいだった。

 

サイモンの正体は、祖母の孫。

実は死んでいなかったのだ。

麻薬組織のボスの死刑を決定づけた少年、渡は命の危険があるため、証人保護プログラムを受けていたのでした。

証人保護プログラム
凶悪な犯罪者を有罪にする証言をするのと引き換えに、新しい身分をもらって別の土地で隠れて暮らすことを、国が保証するアメリカの制度。

私がこの単語を初めて聞いたのは、名探偵コナンだったなぁ。そういう人、けっこういるのではなかろうか。

灰原がFBIに、証人保護プログラムを勧められる場面があるんですよね。

私は最初、コナン世界での創作された制度なのかと思っていましたが、実在するんですよね。

iffになってもその存在を抹消されなかった研究会のメンバーたち。3人仲良く同じ大学に進学し、そこでミステリ研究会を立ち上げていました。

大学はとんだ貧乏くじを引いた──いや、貴重な人材を獲得できてラッキーでしたね。

宇宙人を自称する謎の人物、サイモン。

外国人風の、あんな瞳孔が開きっぱなしの人間は怖すぎるって。家族が排除しようとするのも当然のこと。

まぁその正体は、祖母の孫だったんですけどね。ギャングの親玉の死刑送りを決定づけた証言をしたので、証人保護プログラムを受けて別人に成り代わっていたのでした。

星の勉強を大学でし、燈馬と論戦を繰り広げるほどの知識を得たサイモン。モルダーのいとこにあたる人物でした。

モルダーと意気投合できそうな人物ですが、立場上、もう会うことはできないのでしょうね。非常に残念です。

更衣室から消えたトリックは、隙をついて逃げた。

少し無理やりに思えるトリックですが、話の本筋とは関係ないですし、即席トリックとしては及第点ですかね。別に失敗しても問題ないわけですし。

家の扉近くに鍵を置いておくのは大変危険に見えますが、私が小学生のとき、実際それをやっている友達いたなぁ。

あれは子供ながらに、あぶねぇなぁ、と思ったものだ。

謎の外国人が出現するという奇行のおかげで、祖母の周辺には人があふれる結果となりました。これで祖母は寂しくないでしょう。

水原はともかく、燈馬はミステリ研究会の3人にも一定の信頼を置いている、そんな様子がわかるお話でしたとさ。


急転

私の演技はどうだった?

 

犯人は、鶴見。

スキャンダルによる道連れを嫌っての犯行だった。

自分の後ろ盾をあえて殺す、というのは意表をついていて面白いと思う。

ただちょっと、動機は弱いかなぁ。

現実世界でも、よくわからん理由で凶行におよぶ人はいるし、動機は基本的になんでもいいんですけどね。

現実世界と創作世界での決定的な違いは、トリックが仕掛けられているかどうかでしょうか。

今作の動機、プロデューサーのスキャンダルによって自分が失脚するかもしれない、というのは大げさなトリックを仕掛けるに値するものだろうかね。

『あの人、高校生ですよ』『記者につけられていますよ』

とりあえず、1声かけるところから始めればよかったのに……。

 

ハリ
ハリ

いきなり殺そうとしなくても……。

 

自分の立場を守るために殺人に手を出すという決断の速さは、まるで33分探偵のよう。

33分探偵「プロデューサーの犯罪行為の露見によって自分の立場が危うくなることを恐れたあなたは、こう決断した。──”よし、殺そう”」

リカコ「なんでだよ」

大田原「短絡的だなぁ……」

という回想VTRが、容易に想像できる。

手錠の一件も、だいぶ綱渡りかもしれない。

あんな腕輪の部分に手錠がかかるかもわからないし、そもそもパイプに手錠がかかるなんて、そうそうないのではなかろうか。

水原はどんなバイトでもやるなぁ。海外渡航にお金がかかるのだろうか。海外に行くときは、だいたいロキに支払わせているイメージだけどね。

あの女性はちょっとけばくて──ごほん、大人びていて高校生には見えないなぁ。

私だったら墜落しているときに、後生大事にコンクリート片を握りしめることはないと思う。

事件捜査に乗り気のない燈馬は、理論的な説明で水原を追っ払いました。しかし彼女のことが気になり、自らの足で水原に協力することを決断。

そんな前例を作ったら、これ以降、水原の協力要請は断れそうにないですなぁ。

以上、Q.E.D.証明終了。

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