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C.M.B.森羅博物館の事件目録(24)

マンガ
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【二笑亭】財産を食いつぶし、おかしな家を建てた男。 & 【ダイヤ泥棒】警備の手薄な巨大ダイヤモンド展。 & 【レース】血痕のついたレースは、なぜ燃やされそうになったのか。 & 【箪笥の中の幽霊】名探偵マウ。降霊会中に箪笥の中から死体が。


タイトル C.M.B.森羅博物館の事件目録(24)
著者 加藤元浩
レーベル 講談社コミックス
初版発行 2013年10月17日


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あらすじ

二笑亭

15年前の火事

郊外の空き地に建てられた奇妙な建物。古い風呂が2つ、トイレのドアが下半分しかないなど、とても人が住めるものではない。施主である深川は、どうしてもこの形の家にこだわっていて──。


ダイヤ泥棒

泥棒を利用する奴

警備を怠っていたダイヤモンド博物展。泥棒にまんまと、ダイヤを盗まれてしまう。ダイヤに近づいた者は身体検査をされるも、どこからもダイヤモンドは出てこず──。


レース

父の処分したかった物

父が亡くなり、ボーフォード家姉妹にはレースが遺された。血痕のついたそれは、叔父が射殺されたときに付着したという。姉妹は森羅に、叔父が殺された時の事件を調べてほしいと依頼し──。


箪笥の中の幽霊

マウの事件簿

レイン姉妹によって行われた降霊会。「珍しい箪笥がある」という部下の言葉で、マウも参加する事に。霊を呼んでいる最中、箪笥の中に入っていた姉が死体となって出現して──。


—以下ネタバレ感想—

犯人、トリックについても言及しています。

ぜひ実際読んでから、スクロールしてくださいね。

二笑亭

最初の二笑亭は家族を引き離しちゃったけど。

今度は元に戻したね。

 

犯人は、仲町夫妻。

財産を独り占めしようとしての犯行だった。

金にがめつい老夫妻が起こした卑劣な事件のお話。

二笑亭、という建物があったらしい。

二笑亭
東京深川の地主渡辺金蔵(1877年?~1942年6月20日)が自ら設計し大工を指揮して建築させた個人住宅(渡辺邸)。閉鎖的で特異な外観を持ち、近所では「牢」「お化け屋敷」などと呼ばれていた。

二笑亭のあった場所は、現在ではインテリア店が建っているそうだ。

15年前に2人殺し、その上で今回の犯罪。仲町夫妻の極悪度は、C.M.B.シリーズの中でもトップクラスかもしれない。

火災に2度も巻き込まれ、放火犯として名前と顔が全国に晒され、お世話になった人たちが親を殺した殺人犯だとわかった理香。兄と仲直りできたのはいいけど、彼女のこの後の人生は大丈夫なのだろうか。

 

ハリ
ハリ

何もしてないのに、かわいそう……。

 

あのカメラの映像は、今回の事件の決定的な証拠だろうけど、15年前の犯罪を立証できるわけではないような……。

あの夫妻だったら、15年前の火災の方は否認しそう。


ダイヤ泥棒

確かに泥棒は最低だ……。

だが泥棒を利用する奴はもっと最低だ。

 

犯人は、日比野。

ダイヤを自ら盗むための計画だった。

倒叙式に見せかけた二重構造。なかなか凝っています。

ダイヤモンドは、有名な宝石。

ダイヤモンド
炭素の同素体の1つであり、実験で確かめられている中では天然で最も硬い物質。

硬い事で有名ですが、案外簡単に砕けるんですよね。

そんな杜撰な警備のダイヤモンド展覧会なんてありえるのか、と思いましたが、館長が犯人ということで納得。警備情報が泥棒に筒抜けという状況も、さもありなんといったところ。

そこは退職金だけで満足しておけよ、館長。


レース

今も私の信じていたものは揺るがない。私の性格は父譲りだと。

その証拠に……今もちゃんと父の声は聞こえる。

レースをまとう高貴を望む者は、義務を伴うのだと。

 

ヒルダの父親は、パット。

その秘密を守るため、レースを燃やそうとしたのだ。

レースをめぐる、父と娘のお話。

レース
手芸の一分野で1本または何本かの糸を用い、すかし模様の布状にしたものの総称。
妖精のレース
18世紀のフランス北部で完成されたレース。1cm幅に222本の糸を編み込んだと言われる。フランス革命により技術が断絶してしまった。

パットの血液が、希少なレースに付着してしまうとは……。処分したくても簡単にはできないオズウェルのもどかしさは計り知れなかったでしょうねぇ。

パットは、まぁ……娘をほっぽり出して遊びまくっていたことを考慮すれば、殺されてもあまり同情はできないかな。

娘の返還を要求していたようですが、どうせすぐまた放り出すのも目に見えている。

秘密が暴露されてしまったとはいえ、オズウェルも満足して、結婚式を覗いていたことでしょう。


箪笥の中の幽霊

トラブルを持ち込まれるより何倍も安いわよ。

犯人は、妹。

トリックをバラされそうになったから殺害した。

マウが主役のお話。森羅と七瀬はお休みでした。

舞台は降霊会。

降霊会
霊媒者を介して、あるいはひとつのテーブルを取り囲むことで死者とのコミュニケーションをはかるセッション。

降霊会は、推理系の作品にたびたび登場しますよね。ぱっと思いつくのは探偵学園Qの降霊術殺人事件かな。

トリックは、鎖。

ドラマの『トリック』でも、瞬間移動する女の話で、扉についた鎖を使った仕掛けがあった気がする。

箪笥の中に入る人が水を口に含んでいたけど、あれは意味あるのか? 飲んじゃえば、声は出せるんじゃないの? 箪笥から出た後、水をはき出して飲んでいない事を証明したのだろうか。

自然選択説を発表したのはダーウィンだけでなく、アルフレッドも同時期に発見していた。

アルフレッド・ラッセル・ウォレス
イギリスの博物学者、生物学者、探検家、人類学者、地理学者。アマゾンやマレー諸島を調査した。その後、心霊主義に傾倒。

なんやかんや母の手術代を手に入れたエバートが、1番得したのかもしれない。

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