それは心優しいお姫様か、狂気の怪物か。お友達(魚)の味を知ってしまった人魚姫の、ちょっとサイコなギャググルメストーリー。
タイトル | 人魚姫のごめんねごはん |
原作 | 野田宏 |
作画 | 若松卓宏 |
レーベル | ビッグスピリッツコミックススペシャル |
初版発行 | 2017年5月17日 |
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人魚姫のごめんねごはん(1) https://t.co/oA6GnwuOWM pic.twitter.com/uQAfcYMYjG
— ウエスト記伝 (@west_kiden) March 8, 2019
—以下ネタバレ実況—
ぜひ実際読んでから、スクロールしてくださいね。
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前置き

さて、今日紹介する本は何かしら?

↑ 『人魚姫のごめんねごはん』という作品だってさ。

グルメマンガかな。だとするならば、私の出番だな。

食べ物系は、あたしの興味の範囲外ですね……。残念です。

どこで連載されているのかしら?

↑ 主に”やわらかスピリッツ”という、小学館のウェブコミック配信サイトに載っているそうですよ。ニコニコ静画とかでも読めるようです。

タイトルの”ごめんね”という部分が、ちょっと引っかかるわね……。

↑ 表紙に描いてある、魚の骨も不気味……。

表紙の娘が主人公なのでしょうか? カワイラシイデスネ。

↑ そうね。きっと慈愛に満ちた、とても素敵な女性なのでしょうね。
1話~3話

ぎゃはは、人魚姫なのに魚を食べちゃうのか!

↑ ちょっと衝撃的だったわ……。

想像していたグルメマンガと違う……。

↑ 丶(・ω・`) ヨシヨシ

いいじゃないですか、このマンガ! とっても面白いです! エラのサイコパス具合が最高! 魚の味に魅せられ、目の前で解体された鮪郎を食べてしまうシーンなんか至高です!

↑ エダハさんとレト、事前の評価が真っ逆さまになったね。

自ら相合傘を岩に掘るほどに恋い焦がれた相手を食すのは、ちょっと狂気が過ぎるのでは?

↑ そこがいいんじゃないですか! 鮪郎を想う気持ちと、美味しい鮪を我慢できない思い! いっけん相反している2つの心情の到達地点が、「でも、やっとひとつになれた──」だったんです!

↑ ごめんなさい。あなたの言葉の意味がわからないわ……。

かわいい顔してこのお姫様、だいぶぶっとんでいるな。

↑ (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

タイトルの”ごめんね”って、そういう意味なのか……。

↑ 『いいお味です』のシーンの作画、とても力が入ってる。

内容もそうだが、パロディのレベルも相当高いな。

↑ パロディというか……。す〇ざんまいとか釣りバ〇とか、そのまんまのような……。

↑ この作品が実写化された時の配役に、困る事はアリマセンネ。

↑ そういう問題でもないような……。

随所にサザエさ〇のネタが散りばめられていたわね。

↑ タイコ、アナゴ、タラオ、イクラかな。

↑ エラの隣に座っていた人の髪の毛も、サザエ〇んヘアーだったな。

無駄にキレイな作画と、友人を食べてしまうという禁忌を犯すお姫様が合わさって、ものすごくシュールね。

河豚野レミは、個性派料理研究家のあの人かしら?

↑ 元ネタの性格からいって、毒のある河豚というのはなんとも言いえて妙かもね。

エラ姫の周りにいるお魚さんがかわいい。

↑ コロコロコミックに載ってそうだよね。
4話~6話

サンゴが局長をやっているのか……。

↑ 人間界研究局なんてものが、深海にあるんだね。

ちん平、ちん太はチンアナゴかな。

↑ ╰U╯ ヽ(´・ω・`ヽ)ㄘんㄘんまってぇー

↑ そのAA、気に入ってるの?

↑ YE━━━━━━ d(゚∀゚)b ━━━━━━S!!

王様デカくねぇか? 手のひらにサンゴが乗ってるんだが……。

天ぷらとは、かくもエグイ食べ物だったのか。

↑ もう天ぷら食べるのやめる?

↑ いや、今後も美味しく天ぷらを頂く事にしよう。

サンゴは何か勘違いをしているヨウデスガ……。

↑ まさかエラ姫が、天ぷらを食べに行ったとは思い浮かばないでしょうね……。

↑ 泣き崩れる姫様が、またなんとも面白みに溢れておりますな。

なんでお母様だけ、あんな妖怪図みたいなの……?

↑ おじいちゃんはミイラみたいだったな!

↑ マスクをつけたお義兄さんとか、事件の匂いしかしませんわね。

5話と6話は、少し話の趣向が変わっていたね。

↑ 記憶喪失と選挙は、唐突感が否めません。

人魚であるエラは、猫が怖いのか。

すごいリアルな魚拓ね。これ、作画の人が描いたのかしら?

結局、フィッシュバーガーには何が入っていたんだ!? 気になって眠れねぇぜ!

↑ 世の中、知らない方がいい事も多いのよ。

↑ 実際中国で、リピーターを増やすために麻薬成分を入れていた事件、あったよね。

端々に差しはさまれる小ネタが拾いきれないな。

↑ 〇上彰とか野〇村元議員とか、まだまだたくさんありそうですね。
感想

表紙の第一印象からかけ離れた、ブラックユーモアに溢れる作品でしたね。

↑ 実際、初連載された時は話題になって、27000RTされたそうですよ。

面白かった!

たしかに面白かった……。でも普通のグルメマンガではなかったかな。

最高でした! こんなに愉快な作品があったとは!

↑ スプラッタ系が好きなのは知っていたけど、こういうサイコパスみたいなのもいけるのね……。

とりあえず今日の夕食は──。

↑ 回転ずしにしましょうか。
私が最初にこの作品を見つけたのは、ニコニコ静画でしたね。何か面白そうなのがないか探していた時に、目についたのがこれでした。
初見時はなかなかの衝撃でしたね。こんな愉快な作品があったのか、と。
食べてはいけないのに食べてしまう。そんなブラックユーモアにあふれる本作は、場合によっては読む人を選ぶかもしれないけれど、結構、笑えますよ。
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