謎に満ちた日本の秘密組織、公安にせまる──。
タイトル | 新装版 公安アンダーワールド |
編者 | 別冊宝島編集部 |
発行者 | 蓮見清一 |
出版社 | 宝島社 |
初版発行 | 2009年7月18日 |
今、公安があつい
今年(2018年)の名探偵コナンの映画『ゼロの執行人』は見ましたか?
私は映画館で映画を見るという習慣がないので、まだ見てません(笑)。
コナンに出てくる降谷零は、今、大人気ですね。
「降谷」のハンコが飛ぶように売れたり、『ゼロの執行人』の興行収入を100億円にしようとする動きがあったりと、経済効果もばかになりません。
公安警察としての降谷零、探偵としての安室透、黒の組織としてのバーボンと、3つの顔を持つミステリアス性に加え、あの容姿・声では、人気がでるのも頷けます。
今回はそんな降谷零と無関係じゃない、公安に関する本の紹介です。
一言で公安といっても
公安、というと公安警察を思い浮かべる人が多いかもしれませんね。それこそ降谷零のような、裏で暗躍し、テロリストやスパイなどを捜査する人たちを指す言葉として知られています。
じつのところ公安には、他にもいくつかの意味があります。
①公安委員会
警察を監督する行政委員会。
②全国にある警察の部署
公安課や公安部などなど。これがつまり公安警察ですね。
③公安調査庁
ドラマ相棒などでたびたび出てきますね。公共の安全の確保を図ることを任務としています。
④公安審査委員会
日本の法務省の外局の1つ。団体の犯罪に対する各種処分を審査・決定します。
などなど。ほかにもまだまだ公安という単語から始まる言葉はあります。
大丈夫……。税金はちゃんと納めてる……。
公安の謎にせまる1冊
本の帯には【公安調査庁「極秘・工作日誌」の中身公開!】と、銘打ってあります。
実際にあった出来事をもとに複雑なやりとりが事細かに記載されています。日付や時間の詳細まで書かれているので、ある意味、小説を読んでいる気分になれますね。
ライトノベルのような気分で読むには重すぎる内容なため、どっしり腰をすえて読み込みたい1冊です。
あまりにも詳しく描写されているので、私にはちょっと難しく感じました。
秘密結社や裏組織など、ダークワールドが好きな人にはたまらないかもしれません。
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